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(2015/08/03)

日本人ジェーン・スーのコメント力に同世代女性が支持

誰もが見て見ぬふりをしてきた女にまつわる諸問題をコミカルに綴ったジェーン・スーのエッセイ本『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(14年7月発売/幻冬舎刊)。第31回講談社エッセイ賞を受賞した

日本生まれ、生粋の日本人であるジェーン・スー


 作詞家・コラムニスト、音楽プロデューサーとしても活躍するジェーン・スーのエッセイ『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(14 年7月発売/ 幻冬舎刊)が第31回講談社エッセイ賞を受賞した。

 ジェーン・スーは音楽レーベルに就職後、プロモーターとして活動。その後、フリーとなり、執筆業を開始。彼女の知名度を押し上げたのはラジオへの出演だ。大学のサークルの先輩でもあるRHYMESTERの宇多丸がメインパーソナリティを務める人気ラジオ番組『ウィークエンド・シャッフル』に、11年9月に出演すると、旧知の仲の2人の掛け合いが人気を集め、その後もラジオ出演の機会が急増。14年4月からは初のメインパーソナリティ番組『週末お悩み解消系ラジオ ジェーン・スー相談は踊る』がスタート。15年3月には同番組の内容を書籍化し発売。15年3月に同書の発売を記念して草月ホールでトークイベントを開催。チケットは即日完売となった。

 彼女の魅力は「42歳・未婚のプロ」を自称するなど、同世代の女性層からの共感を集めるコメント力にある。『貴様いつまで〜』でも読み取れるように、思い惑う女性の心情を的確に言い表す言葉選びの巧みさに加え、ラジオでは、キツい言葉で相手を叱責しつつ、「私も同じ」と自虐的に笑わせるなど、愛情の深さも感じさせるコメントのバランス感覚はマツコ・デラックスにも近い。そのためか、エッセイも、自身のラジオ番組も比較的女性向けの内容ながら、男性のファンやリスナーも多いように見受けられる。

 さらに、自身の番組『〜相談は踊る』については、週替わりのゲストの、普段は見せない素の姿を引き出していく彼女の話術も聴きどころの1つだ。

 現在はエッセイの執筆やラジオ出演が活動のメインだが、ドラマの脚本に臨んでいることも明かしており、今回の受賞を機に、今後はテレビ出演をはじめ、さらにフィールドを広げていく可能性も高い。

(ORIGINAL CONFIDENCE 15年8月3日号掲載)


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