ヒットがみえるエンタメマーケット情報サイト

  • ORICON BiZ onlineのご案内
  • お問い合わせ
  • サイトマップ

ニュース一覧 > NEWS

(2009/08/10)

ビジネス・トレンド「360度ビジネスモデル」へ向けて
各レコードメーカーが組織を構築

 今年に入り、CDパッケージの売上が急激に落ち込むという厳しいマーケット環境のなか、各メーカーはどのような体制を組み、ヒットを創出し、売上を伸ばそうと考えているのだろうか。

 近年、音楽コンテンツの個性やスタイルにあわせて、パッケージ、ネット、ライヴなどの360度展開を進めることによって、音楽コンテンツの価値の最大化を目指す「360度ビジネスモデル」の構築が大きな注目を集めている。各レコードメーカーの組織図から、そのモデルへシフトする様が如実に表れている。

「アーティスト・マネジメント業務の拡充」、「ライヴ制作事業の推進」、「マーチャンダイジング事業部の設置」等々、枚挙に暇がない。

 この「360度ビジネスモデル」を構築するうえで欠かせないのが“マーケティングチーム”の存在である。パッケージ販売と配信事業の一元化を図り、収益の最大化を図るためにも、多岐にわたる分野を俯瞰的に見、互いの連携を図り、スピードをもって意思決定できる組織が必要となってくる。マーケティングチームは、各分野にまたがるプロジェクトをつなぐ、ハブの役目を担っているのである。

 また、ソニーミュージックグループやエイベックスグループといった巨大組織では、各事業領域を明確にしており、そういった縦割りの組織の中においては、なおさら、グループ各社、各レーベルを串刺しにしてプロジェクトを推進する“マーケティングチーム”の重要性、ニーズの高まりが組織図から読み取れるのである。

 また、以前より「360度ビジネスモデル」に積極的に取り組んでいる上記2社だが、アーティスト・マネジメントに関して、ソニーミュージックグループでは、分社化していた5社を、今年4月にソニー・ミュージックアーティスツに統合した。音楽系マネジメントと非音楽系マネジメントを集約することで、よりダイナミックなビジネス展開を模索している。

 一方のエイベックスグループでは、グループ内にもつ多様な事業のプラットフォームを他社に開放する「オープンプラットフォーム」事業を推進中だ。同社が音楽制作やマネジメントを行っていないアーティストに対しても、ライヴ制作を行ったり、ファンクラブ運営やアジア地域でのディストリビューションを手がけたりしていくという。会社の規模にもよるが、こういった流れは今後さらに加速していくに違いない。

 ※『ORICON BiZ』ではシリーズ「組織図で読み解くレコードメーカーのヒット術」を7/6号より4回にわたって連載しました。

(ORICON BiZ8月3日号より抜粋)

Go to Page Top


週刊『コンフィデンス』とは

@音楽・映像・書籍のランキング&マーケット動向
Aエンタテインメント市場の調査・分析
B人気作のヒット分析
C業界キーマンのインタビュー

などが網羅できる定期購読誌です。


コンフィデンス 雑誌購読のお申し込み

 

Go to Page Top