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(2009/08/06)

大ヒット解剖『けいおん!』人気が止まらない!

 女子高生たちのバンド活動を描いた、4コマ漫画が原作のテレビアニメ『けいおん!』が社会現象的なブームを巻き起こしている。今春のテレビ放送開始とともに人気が爆発。原作コミックや関連音楽作品は言うに及ばず、その盛り上がりは楽器や楽譜の売上にまで波及する勢いをみせている。アニメファンという枠を超え、幅広いユーザー層のハートをつかんだ『けいおん!』人気の理由を探った。

OP&EDテーマソングは売上10万枚を超えるヒット

 テレビアニメ『けいおん!』の人気が止まらない! テーマソングや劇中歌、イメージソングなどのCDをはじめ、関連商品はどれも大ヒットを記録し、ユーザーの盛り上がりもまだまだ収まりそうにない。とりわけCDは、オープニングテーマ「Cagayake!GIRLS」がシングルランキング最高4位に入る大健闘を見せ、同時発売されたエンディングテーマ「Don't say “lazy”」はデイリーランキング最高1位、週間でも最高2位を記録。いわゆる“キャラクターソング”であるこの2作品はいずれも10万枚以上を売り上げ、09年上半期ランキングでは前者が19位、後者が16位とTOP20内にランクインする好成績をあげている。

 昨今、好調なチャートアクションを見せるアニメのキャラクターソングだが、果たしてこの『けいおん!』も、アニメ視聴層を中心とした一過性のブームから生まれたヒット作品なのだろうか。もしかすると、それ以外に重大な要因があるのでは?

 確かにここ10年あまり、ランティスやスターチャイルドなど、アニメ/声優ソングの専門音楽レーベルによるキャラクターソングCDが好調だ。昨年もフライング・ドッグからリリースされた、テレビアニメ『マクロスF』のキャラクターソング「ダイアモンド クレバス/射手座☆午後九時Don't be late」(08年5月19日付)と「ライオン」(08年9月1日付)が週間ランキングでいずれも最高3位を記録し、話題を集めている。

 そんな昨今のアニメ音楽事情を鑑みながら、『けいおん!』に最も近いケースを探すと行き当たるのが、06年に放送されたテレビアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』である。同アニメの第一期12話『ライブアライブ』は、涼宮ハルヒほか少女たちによるバンド演奏シーンを描き、アニメ史に残る伝説的な名シーンとして語られるほどクオリティの高いアニメーションで視聴者を魅了した。そこで歌われた楽曲などをまとめたキャラクターソングCD「涼宮ハルヒの詰合」はランティスからリリースされ、シングルランキング最高5位を記録している(06年7月3日付)。

 そして改めて『けいおん!』と『涼宮ハルヒの憂鬱』との共通点を探っていけば、アニメーションを制作したのが「京都アニメーション」だという事実に行き着くだろう。京都アニメーションといえば、累積売上が17万枚を超える大ヒットキャラクターソング「もってけ!セーラーふく」でお馴染みの『らき☆すた』を制作したアニメスタジオである。どうやらそこにも、『けいおん!』ヒットの鍵は隠されているようだ。

(取材・文/冨田明宏)

アニメキャラクタ売上表

 ※『ORICON BiZ』8月3日号ではテレビアニメ『けいおん!』大ヒットの理由と人気の拡がりについて、京都アニメーションの山田尚子監督へのインタビューをはじめ、さまざまな角度から検証する特集を掲載しています。

(ORICON BiZ8月3日号より抜粋)

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