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(2014/10/13)

ライト層の掘り起し図る「ジャズの100枚。」


「新潮文庫の100冊」パンダの「Yonda?君」などで知られるイラストレーターチーム、100%ORANGEを起用し、このシリーズのためのキャラクター「ジャズボーヤ」をあしらうビジュアル展開を実施中

「この美脚は誰?」というクイズでアピールした『クール・ストラッティン』のMV

 昨年4月の合併を受けて、ブルーノートをはじめとする旧EMI側のカタログを含め、さらに充実したジャズ・カタログをラインアップするユニバーサルミュージックが、ジャズ名盤シリーズの決定版とも言える「ジャズの100枚。」をリリースした。狙うのはビギナー層だ。


■渋谷ロフトでも連動するギフト商品販売企画を実施

「モダンジャズ3大レーベルと言われるブルーノート、プレスティッジ、リヴァーサイドからヴァーヴ、ECM、コンコード等々、当社はあらゆるレコード会社を通じて、かつてない規模の充実したジャズ・レーベル群のカタログを保有することになりました。これを絶好の機会とし、再度ジャズシーンを盛り上げるために企画したものです」と語るのは、UM社ユニバーサルクラシックス&ジャズ ジャズ部次長・斉藤嘉久氏だ。

 買いやすい価格でカタログ作品をラインアップするリイシュー企画は、今ではスタンダードな手法となっているが、ジャズの名盤ばかりがこれほど揃う企画はこれまでにはなかっただろう。

 その内容の充実ぶりと価格面とで、同社が主に訴求するターゲットはジャズのライト層だ。

「新潮文庫の100冊」におけるパンダの「Yonda?君」などで知られるイラストレーターチーム、100%ORANGEを起用し、商品の帯等に、このシリーズのためのキャラクター「ジャズボーヤ」をあしらうビジュアル展開を実施。「ジャズボーヤ」が表紙を飾り、「泣けるジャズ」、「恋するジャズ」など、感情・感性に訴求する分類でシリーズを紹介する小冊子を作成し、全国のレコード店、ジャズクラブはもちろん、カフェや生活雑貨のショップ等で25万部を配布している。加えて、『クール・ストラッティン』のジャケット画像からスタートし、導入部の段階で、「この美脚は誰?」というクイズが提示され、最後に元体操選手の田中理恵の顔が映し出されるという解答で終了するMVも制作。

「Yahoo!映像トピックス」やテレビの情報番組で公開する展開も行われた。発売前の段階から、「女性層を含め、かなりの反響をいただいています」(斉藤氏)という。

 また、東京・渋谷ロフトでは、発売日である10月8日からこのシリーズに連動する催事企画も実施している。

「「ギフトの店」でもある当店の顧客に対し、「秋の夜長のギフトマーケットwith JAZZ」と題した企画を、1Fエントランスを入ってすぐに、お客様が対面する催事スペースで展開します。これだけのタイトルを揃えてCDを販売するのは初めての試みですが、サーバーやカップといったコーヒー関連、アロマキャンドル、ディフューザーといったリラクゼーション関連、あるいは美容関連、読書関連、音楽機器関連商品などをこのシリーズと組み合わせ、ロフトならではのギフト提案を行います」(ロフト商品部商品開発部・永井里枝氏)。

 今回は名盤100枚と同時に、著名な30曲の聴きどころをダイジェスト収録した『ジャズの100枚。入門編』(UCCU-1444)、名曲27曲を2枚組にフル収録した『ジャズの100枚。プレミアム・ベスト』(UCCU-1449)という2作のコンピレーションも同時発売。『入門編』→『プレミアム・ベスト』→「100枚の中から選択してもらう」という仮想導線も設けられている。

 ジャズのレコーディングは1917年のオリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンドによるものが起点となっており、2017年には100周年を迎える。12月3日には第2弾となる100枚もリリースされるが、同社ではこのシリーズをフックとし、同100周年を前に、ジャズファン層の拡大を図っていく。

(ORIGINAL CONFIDENCE 14年10月13日号掲載)

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