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(2014/07/14)

レコチョク・ラボが目指す新しいデジタルの世界


今年1月、「人と音楽の新しい関係をデザインする。」との新CI制定とともに発足したレコチョク・ラボのロゴ


「レコチョク・ラボ」を展開するレコチョク 常務執行役員/山ア浩司氏(写真右)、同 配信事業部担当部長/鬼頭武也氏(写真左)

 レコチョクが今年1月、「人と音楽の新しい関係をデザインする。」とする新CI(コーポレート・アイデンティティ)を掲げ、同時に「レコチョク・ラボ」を設置した。このレコチョク・ラボ(以下、ラボ)では、5月にもソケッツとの戦略的業務提携で合意するなど、次々と音楽マーケット拡大に向けた取組みを開始している。


■「リサーチ」「コラボレーション」「デベロップメント」を柱に

「今年1月に定めたCIは、音楽と何かを掛け合わせ、新しい音楽の楽しみ方を創造していこうというものです。自由な発想でそれを進めていくために、絶えずアンテナを張っておこうと、同時にラボを立ち上げました」と語るのはレコチョク・山ア浩司氏だ。

 同ラボは今年2月、青山学院大学社学連携研究センターとの連携プロジェクトをスタートさせ、3月には音楽認識検索アプリ「SoundHound」を展開する米シリコンバレーの企業、サウンドハウンドとの連携を開始。5月には「人の気持ち」をキーファクターとする音楽データベースで知られるソケッツとの戦略的業務提携を締結するなど、公表しているだけでも、矢継ぎ早に新たなアライアンスを開始している。

「単に音楽配信に直接関わるところだけではなく、そもそも音楽ファンが求めているサービスとは何か、あるいは音楽系サービスと人々との関係はどうなっていくのかといった、より大きな観点からリサーチし、そうすることで、これまでの音楽配信では実現できていなかった新しい音楽との関わり方なども開発していけるのではないかという発想で、とにかく幅広い取組みを展開していきます」(レコチョク・鬼頭武也氏)。

 新CIのベースとなる部分をR&D(研究開発)の側面で支える役割を担うラボでは現在、大きく「リサーチ」「コラボレーション」「デベロップメント」という3つのカテゴリーへの取組みを同時に推し進めている。

 具体的には、まず、国内の音楽ファンにまつわる様々なリサーチを進行させているのと同時に、米国にもエージェントを置き、海外の先進ビジネスモデルなどの調査、分析も進行。そして、ソケッツとの連携などは、「リサーチ」、「コラボレーション」から、将来的な「デベロップメント」までを共同で進めようというものだ。

「ソケッツさんとの提携も、もちろん、ファーストステップとして、互いに今展開しているサービスをベースに、もう一歩踏み込んでいくアウトプットのかたちを見つけようと進めているものですが、もっと根本的なところで、人々に新たな音楽に出会っていただけるような世界を作るにはどうすればいいかという、中長期的な要素も併せ持った協業です。これからの音楽サービスの進化のベースを支えていくのは、データベースとレコメンデーションエンジンだと思いますが、単にそれらをチューニングして終わりではなく、日本人の音楽ライフがもっと楽しくなるようなものとはどのようなかたちなのかといった、より大きな視点で突き詰めていきます」(山ア氏)

 青山学院との連携では、学生たちとの意見交換を行い、それら若い層と音楽との新しい関係を探るだけでなく、NTTドコモの「dヒッツ powered by レコチョク」にて、学生たちが作成したプレイリストを公開し、非常に好評だ。同様に、早稲田大学とは、レコチョクが協賛するかたちで、「音楽×○○○」というテーマを設定しての(○○○は応募する学生個々が設定)、学生を対象とするアプリケーション開発コンテストを実施。また、「デジタルとフィジカルの連携のあり方」の模索を開始したり、海外企業のサービスの日本へのローカライズ支援なども計画したりと、構想は非常に多面的だ。

「音楽配信の会社」から、「新しい音楽の楽しみ方を提案、提供する会社」へと変貌するための様々な方策が、同時に進行しつつある。

(ORIGINAL CONFIDENCE 14年7月14日号掲載)


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