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(2014/06/30)

進むBDへの移行 「ドラマ」と「バラエティ」も拡大


BD市場におけるジャンル別売上額占有率では、「アニメ」が未だにもっとも高い数値を示しているが、傾向としては相対的に緩やかに低下。それ以外の売上の伸びが大きいためで、特に「邦楽」は今年上半期に初めて20%を超えそうだ

 映像ソフト市場でBDが堅調に売上を拡大させ、6/16付の週間売上額シェアでは、過去最高となる58.7%を記録した。これまで「アニメ」、「洋画」が同市場をけん引してきたが、昨年から「音楽」ジャンルでも高初動を記録する作品が増加。さらに本年に入り、「ドラマ」、「バラエティ」でもBDへの移行が急速に進み、シェア拡大に貢献している。

 08年の調査開始以来、着実にシェアを拡大してきたBD市場が、6/16付週間映像ソフト市場における売上額シェアを過去最高の58.7%とした。

 BD市場はこれまで、「アニメ」および「洋画」が先行してDVDからの移行が進み、それらが市場をけん引してきた。特に「アニメ」は、10年5月発売の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 You CAN(NOT ADVANCE.』が初動売上でDVD版(28.3万枚)を上回る、35.7万枚を記録。同作以外にも、西尾維新原作の「<物語>シリーズ」や『けいおん!』などのヒットが続き、他ジャンルに先駆けて、市場に定着した。その後も、12年9月発売の『Fate/ZeroBlu-ray Disc Box U』が初動4.1万枚(14.9億円)を売り上げると、週間売上額ベースで、初めてBD占有率が50%を突破。13年の年間売上でも、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN(NOT)REDO.』(BD=24.5億円、DVD=10.7億円)をはじめ、『劇場版魔法少女まどか☆マギカ』等、劇場アニメのBD版で好セールスが続き、BD市場全体の、初の年間売上1000億円突破(1088.3 億円、前年同期比29.1%増)に貢献した。

 一方、「音楽」ジャンルでも、11年12月から、日本レコード協会が音楽BD普及促進のためのキャンペーンを展開するなど、各社が力を入れ始め、安室奈美恵、AKB48、EXILE、B’z、水樹奈々、Mr.Children など、発売タイトルも徐々に増加。13年以降は、これら「音楽」作品でも高初動を記録する作品が増加したこともあって、BDのシェアが50%を超える週が増えている。今年発売されたBDの初動売上額上位10作を見ても、10作中、6作が音楽BDとなっている。また、BD市場におけるジャンル別売上額占有率でも「邦楽」が右肩上がりで成長しており、14年上半期では、初めて20%を超える勢いをみせている。

 さらに、シェア拡大の要因となっているのが「ドラマ」、「バラエティ」ジャンルだ。BD市場全体での売上額シェアは2〜5%程度に留まっているものの、14年6/16付までの上半期売上はそれぞれ、前年比135.7%増、139.7%増と大幅に伸長しており、本年に入り、BDへの移行が急速に進んでいることが窺える。

 また、アニメでは『コードギアス反逆のルルーシュ』、『めぞん一刻』など旧作の、3万円を超える高額BD BOXで好セールスを記録する作品が続く。今後、「洋画」「邦画」「音楽」ジャンルでも、カタログのBD化に商機がありそうだ。

(ORIGINAL CONFIDENCE 14年6月30日号掲載)



週間映像ソフト市場におけるBD売上額占有率の推移(表)

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