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(2009/07/30)

夏休み興行を牽引する「フジテレビ開局50周年記年」映画
高評価を誇るサスペンス超大作&感動ドラマ

 映画界で大ヒットを狙うには、もはやテレビ局の参加なくしては成立しにくい状況となっている。テレビを通しての圧倒的な訴求力が映画の認知を深めることは論を俟たないが、不況下にあっては、テレビ局の方でもコンテンツ確保以上に、収益が見込める劇場用映画の存在が貴重となってきている。各局がこぞって映画製作に焦点を当てる事情はここにある。

 なかでも、1980年代から映画製作に積極的だったフジテレビは開局50周年を迎え、話題性必至の記念作品を揃えて、今年の台風の目となっている。

 まず、今夏の目玉『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の公開週に、敢えてぶつけるのが『アマルフィ 女神の報酬』だ。『踊る大捜査線 THE MOVIE』シリーズなどのヒット作を誇る織田裕二を主演に配し、全編イタリア・ロケを敢行したサスペンス超大作。イタリア・ローマで誘拐された日本人少女をめぐり、日本大使館の外交官・黒田康作が必死の捜索を繰り広げるストーリーとなっている。風光明媚な名所を背景にして、時間刻みで盛り上がるサスペンス。黒田の特異なキャラクターを含め、まさに最後の最後までひと時も飽きさせない仕上がりとなっている。

 ストーリーはサスペンス小説の匠・真保裕一の書き下ろしで、小説の方は4月30日に扶桑社からすでに発売されている。監督の西谷弘は『美女か野獣』や『白い巨塔』『エンジン』などのヒットドラマを手がけ、映画に進出してからも『県庁の星』や『容疑者Xの献身』などの話題作で確かな演出ぶりが注目された存在。本作でもスリルを絶やすことなく、最後までメリハリのある語り口を貫いている。歌姫サラ・ブライトマンが出演し主題歌を歌うなどの“売り”も怠りないが、何より織田にとっては新たなシリーズを予感させるつくりで、敢えて『ハリー・ポッター〜』にぶつけたのも納得できる。

 続いて8月8日に公開される“開局50周年記念作品”は『HACHI 約束の犬』だ。フジテレビが8チャンネルだから選ばれたわけでもないだろうが、こちらは松竹が『ハチ公物語』として映画化した渋谷の忠犬ハチ公の軌跡を、アメリカで映像化したもの。『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』や『ショコラ』などで知られるラッセ・ハルストレムがリチャード・ギアを主演に起用した作品で、アメリカ東海岸の小さな街に舞台を移し、秋田犬ハチの一途に飼い主を思う気持ちを映像に焼き付けている。

 ハルストレムのさりげない語り口が、犬好きにはたまらないほどの感動を呼ぶと評判は上々。この作品はディズニーの3-Dアニメーション『ボルト』(8月1日公開)やハリウッド屈指の超大作『G.I.ジョー』(8月7日公開)などと競い合うことになる。

 この他にもフジテレビがプロダクションI.G.と組んだアニメーション『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』が8月22日(配給:東宝)、小栗旬主演の時代劇『TAJOMARU』が9月19日(配給:ワーナー・ブラザース)、松たか子主演の『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』が10月10日(配給:東宝)、アカデミー賞を賑わしたアメリカ映画のリメイク『サイドウェイズ』も10月(配給:20世紀フォックス)にと、それぞれ公開が予定されている。今夏以降、フジテレビの攻勢から目が離せない。

アマルフィ

『アマルフィ 女神の報酬』
配給:東宝
出演:織田裕二、天海祐希、戸田恵梨香、佐藤浩市
(C)2009 フジテレビジョン/東宝/電通/ポニーキャニオン/日本映画衛星放送/アイ・エヌ・ピー/FNS27社

(ORICON BiZ7月27日号より抜粋)

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