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(2014/05/19)

東京都のベットタウンから生まれた5人組バンド wacci


橋口洋平(Vo、G)、小野裕基(B)、村中慧慈(G)、因幡始(Key)、横山祐介(Ds)の5人により結成。2ndシングル「東京」が全国38局でパワープレイを獲得した

wacci、これまでの活動(Biography)

 12年11月にアルバム『ウィークリー・ウィークデイ』でメジャーデビューした5人組ポップバンド、wacci。TBS系ドラマ『隠蔽捜査』の主題歌にもなった2ndシングル「東京」(3月5日発売)が、全国38局のパワープレイを獲得し、有線J-POPリクエストランキングでは12週連続でTOP20入り、最高位5位(3月5日集計)を記録するなど、ロングセールスの兆しをみせている。

 09年12月にVo、Gの橋口洋平を中心に結成。作詞・作曲を手がける橋口は「聴く人の暮らしにそっと入っていけるポップソングを届けたい」とバンドのコンセプトを語る。

「恋愛だけではなく、日常のすべてを拾い上げ、リスナーに寄り添っていける音楽を作りたいと思っています。曲を聴いた後も、その人の生活のなかで生き続けるような、その人の“主題歌”になる音楽を届けていきたいですね」(橋口)

「東京」もそうした想いから誕生した楽曲だ。曲の着想を得たのは、渋谷駅近くの喫茶店だった。目の前の交差点を行きかう人々の姿を見ながら、それぞれの日常を想像していくうちに詩が出来上がった。

「出会いと別れがあり、そして、別れた後は、いつしか忘れられてしまうこともある。その寂しさを軽々しく励ますことはできませんが、分かち合うことならできる。曲を作った3年前は1組の男女の物語というイメージでしたが、様々な場所で歌い続けていくなかで、歌詞で描かれた“君と僕”のような存在は都会という場所では、無数にいるのだと気づきました」(橋口)

 同楽曲は東京都のベッドタウンである青梅市出身の橋口の目に映る「東京」がシンプルに描かれており、バンドコンセプトでもあるポップスと組み合わせ“サテライト・ポップ”と称している。メジャーデビュー後、全国各地でライブを行い、ショッピングモールなど、ライブハウスでは出会うことのなかった観客とも触れ合うなかで、「東京」は幅広い年齢層からの評価も徐々に高まっているという。

 Dsの横山祐介は「この「東京」という楽曲は、特にお客さんの反応が大きかったですね。これまでライブなどで“今日は届いた”、“今日はダメだった”と繰り返し、演奏していった結果、橋口と一緒に僕らも楽器を通して“歌って”いけるようになっていった」とも語る。


■茶の間の会話に上るようになるのが今後の目標

 彼らのこだわりはただ一つ。「ロックバンドではなく、僕らはあくまでもポップスにこだわりたい。僕らの作る曲、パフォーマンスに大衆性があるのか、そこは常に意識しています」(小野裕基(B))

 目標とするアーティストはサザンオールスターズ。公式HPでは「泣いたあとにちょっと笑えるような、笑ったあとはもっと笑えるような歌を届けます」とも記している。

 結成から4年を経過し、Keyの因幡始は「明らかに違うのは、やはりメンタルの部分。感情の乗せ方など、言葉にしにくい部分が、少しずつ変わってきたように思います。曲のアレンジにしても、リスナーが聴き逃してしまいそうな部分にもこだわりが出てきた」と、バンドとしての成長を語る。

 また、ライブについて村中慧慈(G)は「音楽はもちろん、音楽以外でも楽しめるものを用意したい。撮影OKにしたり、みんなで踊れるように振付を考えてみたり、参加してもらえるものにしたい」という。

 wacciの楽曲のみられる、どこか懐かしさも感じさせるポップなメロディー、何気ない日常を描いた歌詞は、幅広いリスナーに受け入れられ、実際ライブでは、若いファンが親を、または親が子を連れてくるケースも増えているという。

「僕らの話題がお茶の間の会話に上るようになるのが目標です」(橋口)

 本年は、TSUTAYA O-EASTをファイナルとする初の全国ワンマンツアーを成功させており、堅調にファンを増やしている。結成5年目に突入し、代名詞とも言える「東京」を引っさげ、精力的な活動が続く。

(ORIGINAL CONFIDENCE 14年5月19日号掲載)


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