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(2014/03/31)

タワレコで三波春夫 独自企画CDを展開するテイチクの狙い


タワーレコード新潟店での三波春夫コーナー展開


3月7日にタワーレコードで限定発売された三波春夫『世界の国からこんにちは ep』。1429円+税


3月26日にローソン・HMVで数量限定発売されたPERSONZ『NO MORE TEARS』。7タイトル同時発売で、各タイトルとも2500円+税

 テイチクエンタテインメント(以下T社)は3月7日、三波春夫の独自企画CD『世界の国からこんにちは ep』を、タワーレコード限定で発売した。同店を利用する三波を知らない若い世代に向けた新たなアプローチとして、収録曲は「東京五輪音頭」など代表曲のほか、「ジャン・ナイト・じゃん」や「HOUSE おまんた囃子」など、当時先進的な試みで注目を集めた楽曲も含む全6 曲。手に取りやすい価格帯とジャケットデザインで、三波の入門編として新規層を狙う。また、タワーレコードは同日、関連商品として「タワーレコード× 三波春夫コラボTシャツ」を数量限定発売。3月7日を「ミナミの日」として、全店およびオンラインで一大キャンペーンを展開中だ。

 企画のいきさつは、由紀さおりなど独自企画で実績のある同店商品本部(当時)鈴木智彦氏とT社マーケティング販促部の松尾佐和子氏が昨年、三波の生誕90周年に公開された映画『歌藝〜終り無きわが歌の道』に触発され、「日本人ならば三波春夫を聴かずしてどうする!」と意気投合。“偉大な音楽家の財産を独自の切り口で商品化したい”というテーマのもと、商品開発を進めた。途中、東京五輪開催が決定し、企画に一気に弾みがついた。そうして三波クリエイツの協力を得て、実現した。

「ただの持ち込み企画ではなく、若い営業マンにも商品企画に直接携わってもらい、チーム内で賑やかにディスカッションしながら生まれた作品です」( 松尾氏)

 T社はこのほかにも、独自企画として様々な商品を展開中だ。例えばローソンHMVエンタテイメントとともに、30〜40 代の音楽ファンに向けた新企画「BEAT AGAIN」を展開。第1弾として昨年12月、80年代後半にロックファンの間で注目を集めたバンド・KATZE(カッツェ) が25周年を迎えたことを機に、入手困難となったアルバム4作とライブCD、初めてDVD化したライブ盤計6作をローソン・HMVにて数量限定で発売した。こちらも当時ファンだったT 社営業部の菅沼智美氏と同店音楽映像統括部の小松田啓氏が、熱い思いを語り合うなかで実現した。

「熱狂的なファンが多かったので需要はあるはず。当時のブックレットを再現するなど、ファン目線で作り上げることを意識しました」(菅沼氏)

 第2弾は3バンドのベストアルバム。そして第3弾は3月26日、今年結成30周年を迎えるPERSONZのアルバム7作を発売した。初SHM-CD化としても期待される。

 独自企画商品について、「カタログを売るのが難しくなっている時代だが、熱を持った人が集まって、新たな切り口で展開すればチャンスはある。そうして財産をつないでいきたい」と松尾氏。ショップとのニーズもマッチしているが、何より熱をもったファン目線の企画こそ、新規や眠っている音楽ファンを呼び起こすきっかけにつながるのだろう。
(ORIGINAL CONFIDENCE 14年3月31日号掲載)


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