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(2014/03/24)

芸人による音楽イベント活況 その魅力に迫る


DJやついいちろう。6月21日には「YATSUI FESTIVAL!2014」を開催予定


2日間で1万7500人を集客した「コヤブソニック2013」の様子

 吉本新喜劇座長・小籔千豊による音楽フェス「コヤブソニック」、お笑いコンビ・エレキコミックのやついいちろうによる音楽×お笑いフェス「YATSUI FESTIVAL!」など、「音楽好き」の芸人主催による音楽イベントが活況だ。“お笑い×音楽”を軸に、若手からキャリア・アーティストまで、さらにお笑い芸人や文化人など、ジャンルを越えた幅広いラインアップとなっていることが特徴で、開催ごとに集客を増やすなどリピーターも多いことが窺える。通常の音楽フェスとは違ったアプローチでお笑いファン、音楽ファンの両方を呼び込み、リスナーにとっては新たな素晴らしいアーティストとの出会いの場にもなっている。

「有名な芸人が主催しているから」「ラインアップが豪華だから」といった理由もあるだろうが、年々増える大規模な音楽イベントが必ずしも順調に集客するものばかりとは言えないなかで、リスナーがこうしたイベントに魅力を感じ、足を運ぶ理由とは何なのだろうか。


(1)音楽に対する「熱」が生む信頼感

 ORIGINAL CONFIDENCE 3月24日号では、それぞれ音楽イベントを主催する小籔千豊、大谷ノブ彦(ダイノジ)、そしてDJやついいちろう(エレキコミック)にインタビュー取材を行った。彼らは普段からアーティスト活動やDJ活動を行っているほか、ラジオ、SNS等を通して音楽への思いを語るなど、「音楽が好き」という思いが本物であることは多くのファンに伝わっている。有名人という「ブランド力」に加えて、「この人が薦めるものなら間違いない」という絶大な信頼が、イベントに行けば新しい素敵なエンタテインメントに出合える、という安心感を生んでいるのだ。


(2)「ファン目線」のラインアップ

 小籔はイベントのラインアップについて「基本的には音楽ファン目線。政治は一切受け付けません」、DJやついは「出演者は友達、もしくは自分が好きな人たち」と、いち音楽ファンとしての視点でアーティストを選出していることを明かしてくれた。ともに出演者のジャンルはバラバラだが、「主催する芸人が好きな人」という部分で、ラインアップに意義、そして統一感が生まれている。


(3)体験を「共有」できる

 大谷は最近の音楽イベントについて、「必ずしも音楽が好きな人が訪れる場所ではなくなっている」と分析。さらに音楽以外の「何か」がないと、「若い子たちはなかなか外に出ないんです」とも指摘する。その「何か」とは何なのだろうか。お笑い×音楽 の融合イベントの場合は、ただお笑い要素を入れ込むだけでなく、そこでしか知ることができない楽しいことがある、誰かに話したくなる素敵なことがあるという、体験の「共有」だ。大谷の場合、「芸人」という立場を利用することで、そこでしか味わえない生の感動を作り出している。また、小籔、DJやついはともに出演者への細かい心配りを大事にしていた。DJやついは100組以上の出演者ひとりひとりに手紙を書くのだという。イベントへの共通認識を持つことで、楽しいことを共有できる一体感が生まれている。


「音楽好き」な芸人は、リスナーと対等に音楽の話ができる身近な存在でありながら、魅力あるアーティストを多くの人に伝えることができる存在でもある。彼らが提案する音楽の楽しみ方から学ぶべき部分は多いのではないだろうか。 (ORIGINAL CONFIDENCE 14年3月24日号掲載)


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