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(2013/11/4)

配信向けのコンピアルバムが好調


配信アルバム『元気が出るJ-POP』900円/収録曲:ウルフルズ「ガッツだぜ!!(アルバム・ミックス)」/「キセキ」/槇原敬之「遠く遠く(’06バージョン)」ほか


13年9月19日にオープンしたUM社USMジャパンの配信向けコンピ作品特設ページ

 配信向けに企画されたコンピレーションアルバムが好調だ。『ORIGINAL CONFIDENCE』に毎週掲載しているiTunes「アルバム」ランキングでも、複数の配信向けコンピ作品が常に上位にランクインしている。この領域でも様々なトライアルが行われており、例えば09年に配信向け企画としてヒットした後、CDシリーズにもなった『Coffee Break Jazz』(UM社)は、CDだけでシリーズ累計10万枚以上を売り上げている。

 ユニバーサルミュージック、旧EMIの合併によってカタログ資産が大きく高まった同社の場合、今年はさらに充実したタイトルを生み出しており、例えば9月18日に配信を開始した『秋に聴きたいラヴ・ソング・ベスト』は並み居るアーティストの新譜アルバムを抑え、同ランキング10/7付、10/14付で2週連続となる首位獲得を果たした。

「配信向けコンピを企画する際、特に重要なのはコンセプトを明確にすること」と語るのはUM社USMジャパンマーケティング2部部長の廣瀬裕子氏だ。同社USMジャパンマーケティング部・寺嶋眞悟氏も、「いわゆる帯や裏面などを含めて情報を伝えられるCDとは違い、WEB上で数センチ四方でしか表示されないジャケット写真とタイトルだけで、とにかく“伝える”ことが大事」と語るが、ユーザーのライフスタイルにハマる作品を企画し、かつそれが直感的に伝わるよう、選曲はもちろん、写真とタイトルに、とにかくこだわり抜くという。

 加えて、季節に敏感に反応する領域でもあり、「季節の変化というより、季節の変わり目の、実際の気温の変化に応じて、『海で聞きたいアガるレゲエBEST22』といった商品のダウンロード数が跳ね上がる」(廣瀬氏)など、リリーススケジュールのピンポイントでの設定も重要だ。CDとはまた異なった、独特なノウハウが必要な領域と言えるだろう。

 いわゆるガラケーからスマートフォンへの移行に伴う、着うた、着うたフルの需要減から、国内の音楽配信市場全般は苦しい状況が続いているが、スマホでのダウンロードなどを伴う、いわゆるPC向け配信の市場は右肩上がりで推移している。特に前述のノウハウの蓄積による成果もあって、中でもUM社の配信向けコンピ作品は昨年から今年にかけ、ダウンロード数の伸びが顕著で、同社ではこの伸びをさらに上向けるべく、13年9月にはこれらを一覧できる特設サイトもオープン。さらなるセールス増を促す。

(ORIGINAL CONFIDENCE 13年11月4日号掲載)


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