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(2013/08/12)

May J.、メディア露出とコア向けプロモーションでファン層拡大


累積12.3万枚(7/29付)とロングセールスを続けているMay J.のカバーアルバム『Summer Ballad Covers』

 May J.のカバーアルバムが10万枚を突破。5週連続でTOP10入りしている。すでに出荷で20万枚を超えており、今後もさらなる売り伸ばしが期待できそうだ。ブレイクの大きなきっかけはバラエティ番組への出演だが、それまでのターゲットを明確にした巧みなプロモーション戦略も奏功したようだ。


■テレビ番組出演で大ブレイク カバーALが10万枚突破

 May J.が6月19日に発売したカバーアルバム『Summer Ballad Covers』が、5週連続でTOP10入りしており、現在累積12.3万枚とロングセールスを続けている(7/29付)。一青窈の「ハナミズキ」や、伊藤由奈の「Precious」、宇多田ヒカルの「First Love」など、夏に聴きたい名曲全12曲が収録されている。

 ブレイクの大きなきっかけは、バラエティ番組『関ジャニの仕分け∞』(EX 系)内のカラオケの採点を競い合うコーナーの出演にある。最初に出演したのは昨年6月で、その時は自身の持ち歌「Garden」を披露。その後、好評を集めたおかげでオファーが続き、「ハナミズキ」や「Precious」、「First Love」などの楽曲を、立て続けに出演して歌唱した。スタジオでは歌声を聴いて涙する観客も多く、視聴者からは大反響を集めた。

「予想以上の反響で驚きました。「ハナミズキ」は、一青窈さんとMay J.の歌唱スタイルは違うのに、ぴったりはまった。May J.は和メロ調の楽曲との相性もいいことを確信しました」(エイベックス・エンタテインメント 第2音楽事業本部 制作部 内田チーム/有田雄三氏、以下同)


■ターゲットは35歳男性 エレクトロ調と生歌の両極端で検証

 今作のヒットの背景にはもうひとつ、ターゲットを明確に絞っていたことが挙げられる。昨年の早い段階から、これまでの購買データやイベント来場者のデータなどをもとに「35歳男性」をコアターゲットとし、彼らのライフスタイルを具体的にイメージ。ネットや新しいガジェットなど、デジタルものへの感度が高いといった趣味嗜好まで、明確に想定した。その分析をもとにしつつ、これまでのエレクトロ調の楽曲に加えて生バンドでのライブも定期的に実施。さらに今年2月発売のベストアルバム『May J. BEST 7Years Collection』のボーナストラックに、エレクトロ調にアレンジした「Garden」と、生バンドの「ハナミズキ」という両極端な2曲を収録し検証したところ、「ハナミズキ」が圧倒的な支持を集めた。これが決め手となり、生音を重視して独自でリアレンジした本作のリリースが決まったという。

 プロモーションはYouTube やSNSメディア、AR(拡張現実)などの新技術を搭載したアプリ配信など、ターゲットの生活導線上に、デジタルを駆使したアプローチを積極的に行った。その結果、Twitterのフォロワー数は約8.5万人にまで増え、Facebook では約2万人のファンが「いいね!」するなど、効果が実感できたという。これから夏のイベント出演も相次いで予定されており、さらなる売り伸ばしが期待できる。すでに10月発売のオリジナルミニアルバムの予約受付も始めており、ここで取り込んだファンをいかに次につなげることができるかにも注目したい。
(ORIGINAL CONFIDENCE 13年8月12日号掲載)


May J.の主なアルバムの売上動向
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