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(2013/08/05)

高額ライブチケットに保険、日本初サービス


急な病気やケガでイベントに行けなかった時に、チケット代金を補償する国内初のサービス「チケットガード」サイト

 急病やケガ、交通機関の遅延など避けられない理由により興行に行けなかった際、チケット代金を補償する「チケットガードサービス」。「チケットガード少額短期保険梶vと「ぴあ梶vによって11年9月にスタートした同サービスだが、これまでの「任意加入」に加え、今夏より新たに「商品付帯特約」をスタートさせた。


■高額チケットを安心して購入できる保険の新商品が登場

 11年9月より、東京海上グループの「チケットガード少額短期保険」と「ぴあ」が提携して販売している「チケットガード」は、日本初の興行チケットにかける保険。急な病気や出張などでイベントに行けなかった際に、チケット代金が補償されるシステムだ。

「欧米ではこうしたチケットのキャンセル保険を、当社の海外株主(仏・アリアンツグローバルアシスタンス)が07年より販売しています。現在では11ヶ国で好評を得ていることから、日本でも同様のサービスを始めたいと打診を受け、ぴあ社にご協力を仰ぐこととなりました」(チケットガード少額短期保険 秋山由美氏)

 保険を付けるか否かは「チケットぴあ」サイトでチケットを購入した後にユーザーが選択。保険料はチケットの券面金額の約1割で、ユーザーが負担することとなる。

「興行チケットはキャンセルできないという日本の商習慣は致し方ないのですが、ユーザーの不可抗力のケースをなんとか救えないかというのは当社にとっても長年の課題でした。このサービスによって、早期に売り出される高額チケットでも安心して予約購入できるという声をいただいています」(ぴあ 平岡直樹氏)

 メインの利用層は、1万円を超える高額チケットを購入する30代〜50代のユーザー。また1枚当たりの券面金額は安くても、家族4人で鑑賞するといったファミリー向け興行での利用も多いという。如何なる理由であってもチケット代は返ってこないのが常識と諦めていたユーザーにとってはありがたいサービス。しかし課題もあった。

 チケットを購入した後に、改めて保険に加入するのはやや煩わしい。その課題をクリアした商品が、8月より新たに売り出す「商品付帯チケットガード」。こちらはチケットに無償で付帯されているサービスのため、ユーザーは保険料の支払いや加入の手続きは不要となる。同サービスでは、ユーザー側の負担をなくす。なお、商品価格設定は興行主との協議のうえ決定していくとのこと。

 今回「商品付帯チケットガード」を導入したチケットは、8月18日より「アメリカン・バレエ・シアター」の『くるみ割り人形』『マノン』、「トリノ王立歌劇場」の『仮面舞踏会』『トスカ』公演にて販売を開始。期間中は、「保険付き」という付加価値をつけた特定の席種を販売する。

「興行主様のメリットとしては、ユーザーにチケットの早期購入を後押しできること。そして顧客満足度が上がることでリピート購入にも結びつくことです」(秋山氏)

 サービス開始から1年を機に、ぴあが行った顧客満足度調査によるとチケットガードを使ったことがあるユーザーのうち93%が「満足」と答えたという。

「東京海上グループという保険会社としての信用もお客様にご安心いただいている理由だと考えられます」(チケットガード少額短期保険 香月隆寛氏)

 先述の課題をクリアしたことで、保険を付けるか否か迷っていた潜在層にも訴求できそうだ。さらなるライブ需要を喚起するサービスとして導入が広がることを期待したい。
(ORIGINAL CONFIDENCE 13年8月5日号掲載)


興行主と利用者、双方のメリット
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