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(2009/07/14)

ケータイドラマ『DOR@MO』が提案する動画の新たな楽しみ方

 無料配信のケータイ音楽ドラマとしてスタートした『DOR@MO』が、音楽業界のみならず広告業界からも大きな注目を浴びている。スクリーン上映化の二次展開も実現した『DOR@MO』は、新たなビジネスモデルとなりうるか。

 昨今、音楽業界においても有料動画配信に取り組む事例が増えつつあるものの、依然として「有料」のハードルは高く、携帯ユーザーの日常生活に定着するには至っていないのが現状だ。

 そんななか、ソニー・ミュージックエンタテインメント(以下SME社)が昨年から期間限定(08年12月1日〜09年2月14日)で無料配信を行い、4タイトル合計340万PV、220万DLを突破した“ケータイ音楽ドラマ”『DOR@MO(ドラモ)』周辺で大きなニュースが舞い込んできた。

 『ペア・ムービーTM』という、携帯を2台並べて映像を同時再生する、新しい動画の楽しみ方を提案した「素直になれたらJUJU feat. Spontania」が、6月に開催された世界最大の広告祭『カンヌ国際広告祭』においてメディア部門・金賞、サイバー部門・銅賞をダブル受賞したのをはじめ、国内外で数々の賞を獲得。斬新なアイデアに、音楽業界のみならず広告業界からの評価も高まっている。

スクリーン上映の実現で有料化に新たな可能性

 『DOR@MO』のさらなる展開として、携帯電話の小さな画面を飛び出し、3タイトルが『DOR@MO the MOVIE』として、都内のシネコン「新宿バルト9」にて有料上映化された。

 「ケータイ音楽ドラマをいかにビジネス化するかを模索するなか、シネコンを展開するティ・ジョイさんが『DOR@MO』に興味を持っていただきました。目的の作品があって劇場に足を運んだお客さんが『もう一本見てみよう』と思う価格設定や上映タイミングがあるのではと。何よりケータイ音楽ドラマの楽しみ方を映画ファンに提案するきっかけになれば、と思っています」(SME社マーケティンググループプロデューサー・谷澤嘉信氏)

 サッカーW杯やWBCのパブリックビューイング、L’Arc〜en〜Cielパリ公演の生中継を有料で実施するなど、映画以外のコンテンツの興行にも注力し、都内屈指の集客力を誇る「新宿バルト9」。同劇場を運営するティ・ジョイの紀伊宗之氏(興行室 室長)は、『DOR@MO』の上映に踏み切った背景を次のように語る。

 「当社は00年に設立以来、いち早くデジタル化を推進してきました。新宿バルト9を国内で初めて全館デジタルシネマ化し、非映画コンテンツ興行のあらゆるチャレンジをしてきた我々にとって、『DOR@MO』は非常に魅力的なコンテンツでした。累計220万DLを突破したケータイコンテンツをスクリーンで上映したときユーザーからどんな反応があるのか興味があり、まずは興行のスキームにのっとって打ち出していくのも一つの考え方だと思い、イベントではなく有料上映することを決めました。今回の結果を受けてさらに深いコラボにしていければと考えています」

 有料化の新たなる可能性を切り拓いた『DOR@MO』。今後の二次展開について前出の谷澤氏は、「『ペア・ムービーTM』のようなモバイルでしかできないことの有料配信と、無料配信後、上映や放送、DVD販売を前提とした作品の企画・製作を両軸として進めていきたい」と語る。

 コンテンツの充実も同時進行しており、第2弾作品としてNICO Touches the Walls「風人」とAZU「I WILL」が配信中、7月8日からは清水翔太「美しき日々よ」の配信もスタート(3作品とも無料配信)。

ケータイドラマ

6月28日に加藤ミリヤが東京・新宿バルト9で舞台挨拶を行い大盛況。その後、チケット売り場で「20 −CRY−」を熱唱するサプライズ・ライヴも。Lil’Bも同日に舞台挨拶・ライヴを行い、前田哲監督、二階堂ふみ他も駆けつけた

(ORICON BiZ7月13日号より抜粋)

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