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(2013/06/03)

福岡発、CDショップ誘致の合同キャンペーン


「CDショップに行こう!」キャンペーンはFacebookでも情報発信している

 福岡市に営業所があるレコード会社が協力し、CDショップに音楽ファンを呼び込み、音楽に出会う楽しみを伝える「CDショップに行こう!」キャンペーンが13年3月から開催中だ。参加CDショップは現在、約200店舗に及ぶ。近年では稀な合同キャンペーンだけに注目が集まる。


■九州出身アーティスト30組以上が協力

 福岡発「CDショップに行こう!」キャンペーンは、レコード会社12社(※)で作る「九日会(ここのかかい)」が中心となってスタートした。毎月定例会が開催され、情報交換の場となっている同会で、「音楽ファンをCDショップに呼び込むレコード会社の合同キャンペーンがやれないだろうか」と提案したのは、12年3月に東京から福岡に転勤してきたばかりの小島多聞氏(SMD社ブランチマーケット・プロモートグループ福岡オフィス オフィスマネージャー)だった。会のフレンドリーな雰囲気が背中を押したのだという。提案したのは昨年の秋。キャンペーンは13年3月25日より開始された。

 キャンペーン内容は、九州出身アーティストのメッセージ入りポスターを作成し掲出、アーティストの「ココだけの情報」を月1回公開する「告知ボード」の設置、併せてアーティストのサイン入りグッズなどが抽選で当たるプレゼント企画など。

 「アルバムの試聴会で福岡を訪れた中島美嘉さんに趣旨を話して依頼したところ、快諾していただきました。それを契機に多くのメッセージが集まりました」(小島氏)。

 第1弾ポスターには、前述の中島美嘉をはじめ、郷ひろみ、藤井フミヤ、秦基博、中孝介、元ちとせ、阿部真央、井手綾香ら32組のコメントが集まった。ポスター掲出は、CDショップはもちろんだが、普段ショップに足を運ばない人にも伝わるよう、カラオケボックスやライブハウス、飲食店などにも依頼した。その結果、現時点でのキャンペーン参加CDショップは約200店舗、ポスター掲出店も、カラオケボックス約200店舗、飲食店約50店舗に広がっている。


■福岡CDショップ有志も全面協力

 福岡には主要CDショップ有志ほかFM局スタッフ、音楽専門学校の学生・講師らが集まる「よか音」実行委員会が存在する。競合店がタッグを組み、“いい音楽をCDショップのマイスターが音楽ファンに届ける”ことを目的に、08年末に始まった活動で、音楽ファンに“いま届けたい”CDを毎月選考し、選ばれたCDを、よか音CDショップ全店で展開している。また、福岡では「九日会」や「よか音」が協力して、新人アーティスト発掘プロジェクト「FUKUOKA MUSIC FACTORY」も実施している。「こういった活動のベースがあったのも、キャンペーンを推進するうえで大きな力になりました」と小島氏。

 「よか音」実行委員の一員で、今回のキャンペーンにも賛同するフタバ図書TERA福岡東店の大畑亨氏は、「メーカーさん発信ではありますが、店がもっとアイデアを出して能動的に仕掛けていかなければならないと思っています。今後は、九州出身のアーティストをアイコンにしたり、ライブイベントを仕掛けていったりといった、キャンペーンをいっそう盛り上げるような取り組みが必要だと思っています」と語る。

 普段CDショップに足を運ばない人に対して、いかにキャンペーン情報を届けるか課題は多い、と語る小島氏。しかし、近年では珍しい地域発の合同キャンペーンの意義は大きい。福岡発の取り組みが大きなうねりとなり、CDショップ活性化につながることを心から期待する。


各店でアーティストのメッセージ付ポスターを掲出中
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