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(2013/04/22)

宮野真守、ライブを軸にファン層拡大


地道なライブ活動で、着実にファンを増やしてきた宮野真守

 声優、歌手として活躍する宮野真守の9thシングル「カノン」が、4/22付シングルランキングで初動売2.8万枚、初登3位と、自己最高のスタートを切った。声優としては数々のアニメでメインキャラクターを務め、多くのファンを獲得しているが、アーティストとしても地道なライブ活動を通して人気を拡大している。

 宮野は7歳で劇団ひまわりに入団し、海外ドラマ『私はケイトリン』の吹き替えでデビュー以降、TVアニメ『DEATH NOTE』(夜神月)、『機動戦士ガンダム00』(刹那・F・セイエイ)など、声優として活動の幅を広げてきた。劇団で培ってきた表現力、歌唱力を武器に08年から本格的なアーティスト活動をスタートする。

 CD売上は初動売上5000枚前後と安定してはいたものの、数字、順位ともに伸び悩みの時期が続いた。しかし、地道なライブ活動を継続して行い、会場規模が年々大きくなっていることから、ファン層を拡大してきた様子が窺える。

 転機となったのは、11年7月発売のシングル「オルフェ」だ。それまでは基本的にアニメ、ゲームなどの大きなタイアップはなかったが、土台を築いてきた絶好のタイミングで、「オルフェ」はTVアニメ『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%』OPテーマに起用され、初のTOP10入り。昨年4月に発売されたアルバム『FANTASISTA』では初動売上1万枚を突破した。

 第2期の『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%』OPテーマとなった「カノン」は、「オルフェ」同様、作詞/作曲・上松範康氏(ElementsGarden)、編曲・藤田淳平氏(ElementsGarden)が担当。ピアノと歌声のみの冒頭からテンポの早いロックへと展開していく疾走感溢れる楽曲となっている。


■店頭キャンペーンを強化、九州には初上陸

 今回はCD発売が1話目の放送直後だったため、3月中旬からラジオOAやMVを先行で公開し、予約を促進した。また、発売翌日の4月11日には、NHK総合『MUSIC JAPAN』に出演。初の地上波音楽番組出演だけでなく、同番組に男性声優が単独出演することは異例のことだったため、Twitterなどで大きな盛り上がりを見せた。

 上記のメディア露出や地道なライブ活動に加えて、店舗施策の強化を図ったことも、初動の好実績につながった。「オルフェ」同様、アニメイトなどで予約者を対象に第2期『うたプリ』1話のプレミア上映会を行ったほか、東京をはじめ、神戸、広島、岡山、福岡で握手会を実施。声優の活動が軸となるため、これまではリリースタイミングでの地方のキャンペーンは難しかったが、今回は西日本でのキャンペーンを強化した。

 「お店でCDを手に取って買ってもらいたいという思いから、もともと店舗での展開には力を入れていましたが、今回はこれまで行けなかった地方へも足を運びました。ファン層が拡大してきたこともあって、首都圏以外にも足を運ぶ必要性を感じましたね」(キングレコード担当者)

 こうした展開が奏功し、最近では男性ファンも増えてきているという。

 「アニメはもちろん、彼女や女友達にライブに連れて来られて好きになる方もいる。男性同士のグループも見かけるようになってきました。もちろん、アーティスト活動は声優としてのベースがあってこそですが、ライブをアピールしていくことで、ファンを拡大していきたいですね」

 10月4日には、ソロの男性声優としては初の単独公演となる日本武道館公演を控える。水樹のブレイクを機に女性声優アーティストの活躍が目立っているなかで、男性声優シーンもじわじわと盛り上がりの気配を見せており、宮野がその突破口を開くことができるか、注目したい。




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