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(2012/03/11)

復興支援プロジェクト『魂の歌』アルバム発売


3月13日に発売されたアルバム『魂の歌 〜東日本大震災復興支援・音楽プロジェクト〜』


岩代太郎氏
Profile:1965年東京生まれ。数々の映画音楽の手がけるほか、NHK大河ドラマ『葵・徳川三代』、『義経』など幅広く活躍。06年より都響理事に就任

 SHOCHIKU RECORDSより、『魂の歌〜東日本大震災復興・音楽プロジェクト〜』が3月13 日に発売された。同作は多数の映画音楽を手がける作曲家、岩代太郎氏が発起人となり、映画音楽等で活躍する池辺晋一郎氏、大島ミチル氏、菅野祐悟氏、千住明氏、村松崇継氏、山下康介氏、渡辺俊幸氏の8名の作曲家が作品を描き下ろし、東京都交響楽団(都響)による演奏を収録した。

 岩代氏は、震災後、音楽に携わる者の無力さを痛感したという。ただ一方で、周囲からは何かやろうという声も複数、届いた。そこで「映像業界からのムーブメントとして、長く支えになるものを」と考え、アルバム制作に至ったと説明する。

 各作曲家に与えられた課題は3つ。オーケストラ業界にとっても財産になるような「芸術性」と、1人でも多くの人に届く「大衆性」、そして、標準的な二管編成以内の「シンプルな編成で時間は約5分」。これらはすべて、どのような演奏会でも曲目に組み込みやすい再演性の高さを保つため。何より、映画音楽関連の作曲家として、老若男女、より多くの人に長く愛されるものを目指した。

「復興支援という点ももちろん重要なテーマですが、あえて曲調は指定しませんでした。解釈はお任せし、自由に作曲していただきました」

 これら8曲に加え、プロローグ&エピローグとして村治佳織の演奏をバックに重松清氏執筆の文章の、役所広司による朗読も収められている。また、4月16日にはCD発売記念コンサートの開催も予定している。

 CDの発売とコンサートで、プロジェクトとしては、一旦の区切りを迎える。ただし、「魂の歌」プロジェクトは形を変え、今後も継続していく。例えば、今回の楽曲をもとにした映像コンテストも検討中という。

 「プロジェクトを通じて、ふと思い出したのですが、大学生の頃、たまたま出会った70歳くらいの方に頼まれて、その方が戦死されたお兄さんへ宛てた手紙に曲を付けたことがあるんです。大変喜んでいただき、お亡くなりなるまで長く交流が続きました。個人的な思い出に曲が付くことはほとんどない。でも、それができたら、こんなにも嬉しいものなのだ、と。そこで、思い出に自分で曲や詞を付けるワークショップを開催したいと思っています。このほか、今回重松さんに文章を寄せていただいたように医療や教育など幅広いジャンルの方から集めた文章を収めたCDブックの制作も考えています」

 なお、今回の収益は日本音楽著作権協会が実施している「こころ音プロジェクト」などを通じて、復興支援に充てられる。


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