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音楽ソフト 2017年上半期状況

(2017/07/13)

シングルは健闘、音楽BD・DVDが振るわず総売上実績は1,333.6億円、前年同期比92.0%

2017年上半期音楽ソフト市場の推定総売上実績は1,333.6億円(前年同期比92.0%)となった。オーディオソフトでは、シングルは271.1億円(同103.4%)と前年を上回ったものの、アルバムが683.1億円(同91.0%)と低迷した。また、前年同期は2ケタ台の伸長を見せた音楽映像ソフトも今期は不調で、音楽Blu-ray Disc(以下音楽BD)は167.7億円(同97.7%)とマイナス2.3%に踏み止まったものの、音楽DVDはマイナス20%強の211.7億円(同79.7%)と、大きく売上規模を落とす結果になった(図1)。これにより、盤種別売上構成比では、アルバムが昨年同期よりマイナス0.6%となる51.2%、DVDがマイナス2.4%となる15.9%にシェアを下げている。
月ごとに見ると、シングルは6月を除いて、毎月コンスタントに前年同期実績を上回った。売上額の上位作は、AKB48と嵐の各2タイトル、乃木坂46、欅坂46の各1タイトルなどが占めており、前年同期とほぼ変わらないラインナップだが、10位には、海外アーティストとしては6年ぶりにシングルの週間売上で20万枚を突破した、韓国の男性グループ・BTS(防弾少年団)が新たに加わった。



アルバムは、1月こそAKB48『サムネイル』、ONE OK ROCK『Ambitions』、back number『アンコール』、E-girls『E.G.CRAZY』などのヒットによって、前年同月比21.9%増と好調な売上実績だったが、以降は前年を割り込む月が続いた。売上額では、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの『THE JSB WORLD』(26.1億円)が1位。三代目JSBは、昨年の『THE JSB LEGACY』に続き3年連続で上半期1位を獲得した。TOP10の売上額を前年同期と比較すると、今期はマイナス13.2%の131.4億円となり、上位作の売上の落ち込みが顕著だったことがわかる。
音楽映像ソフトでは、音楽BDとDVDを合わせて56.4億円を売り上げた嵐の『ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy?』の大ヒット作はあったものの、同じく合わせて10億円以上を売り上げた作品数で比較すると、前年同期の7作から今期は5作に減少。また、3億円以上売り上げた作品で比較すると、前年同期の30作から今期は19作に減少しており、メガヒット作が減り、かつ上位作の1作あたりの売上規模もじわりと下がっている様子がうかがえた。



「キャラクターソング」の活況で「アニメ・サントラ」シングルが伸長

主要ジャンル別では、「J-POP」が前年同期比91.2%と、1ケタ台後半の減少となったのを筆頭に、「演歌・歌謡」同93.4%、「洋楽」同93.7%、「ジャズ・クラシック他」同89.5%といずれも振るわなかった。前年同期は好調だった「アニメ・サントラ」ジャンルは、シングルが109.0%と伸長したが、アルバムは低調で同93.2%と落ち込み、ジャンル全体では同97.6%とマイナスに転じた。前年同期はTVアニメ『おそ松さん』ブームの影響などもあってヒット作が多かったこともあるが、TOP100内の売上額で比較すると、TOP10以下の作品の売上規模が大きく下がっている。そういったなか、アニメ作品の登場キャラクターが歌う「キャラクターソング」は好調に推移しており、参考数値ではあるが、シングルの売上規模は前年同期比で153.2%の29.9億円、アルバムは同159.8%の13.4億円となった。6月の週間アルバムランキングで、『TVアニメ「けものフレンズ」ドラマ&キャラクターソングアルバムキャラクターソングアルバム「Japari Cafe」』と、同アニメのオリジナルサウンドトラックが1位、2位を独占しするなど注目を集めており、今後も要注目のジャンルと言えよう。

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