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活気づくガールズロックシーン。ネクストブレイク最右翼は?

(2018/02/26)

 2008年に日本でもiPhoneが発売されてから今年で10年。いまやスマートフォンは日常生活を営むうえで欠かせないツールとなった。なかでも若年層にとっては物心ついた時期からスマホに接してきた背景もあって、あらゆる場面で切っても切り離せない関係となっている。だからこそ関連商品のCMには、若者を意識した斬新なアイデアが常に盛り込まれ、これから注目されるであろうアーティストや旬のタレントが起用される。それはCMソングにまで派生し、2015年にはAIの「みんながみんな英雄」や浦島太郎(桐谷健太)の「海の声」が人気を博した。その流れは、ここに来てバンドへと向かっている。

 17年の初頭にWANIMAの「やってみよう」がauのCMに使われ、NTTドコモのCMにはガールズロックバンドSHISHAMOが出演し「明日も」を歌った。当然のように両者の注目度は飛躍的にアップし、ともに昨年末のNHK『紅白歌合戦』に初出場を果たしている。SHISHAMOに至っては、12年のプリンセスプリンセス以来となる「初登場のガールズロックバンド」という注目点も加わった。そして、SHISHAMOに代表される次世代のガールズロックバンドシーンがいま、活性の時をみせている。

話題のCM起用は注目度の高さの証

 そんなガールズロックバンドの“NEXT”最右翼として話題になっているのが「yonige」だ。2013年に大阪府寝屋川市で結成され、牛丸ありさ(ボーカル&ギター・23歳)とごっきん(ベース・22歳)の2人編成で活動している。同年に発表したミニアルバム『Coming Spring』の収録曲「アボカド」のミュージックビデオがYouTubeで520万回以上の再生数を記録し、SNSを中心に支持を集めていたが、昨年末より、上述したWANIMAのブレイクのきっかけとなったauの「三太郎シリーズ」CMの「笑おう」編のCMソングを担当。「聖者の行進」を大胆にアレンジした同CM曲のキャッチーさも相まって一躍脚光を浴びることとなった。WANIMAやSHISHAMOと同様に、すでに一定の知名度と人気を博していた存在が、CM起用がきっかけとなり大きく弾けようとしている。yonigeが若い世代に“刺さる”バンドであることは疑いようがない。




独自路線を歩むバンドスタイルに「スマホ世代」が注目

 実際に音楽ファンは彼らをどう捉えているのだろうか。ネクストブレイク間違いなしと思われる「期待の新人バンド」「友達に勧めたい新人バンド」についてアンケート調査を実施したところ、yonigeは両項目共に1位に選出された。
「かっこよさと可愛さを兼ね備えたガールズバンド。WANIMA同様auのcmソングでブレイクしそう」(20代/女性/北海道)というCMを通じての期待を口にする支持層も多いが、「サウンドがかっこよい」(20代/女性/東京)、「歌詞もメロディーも力強くかっこいい」(20代/女性/愛知)という作品のかっこよさに言及したものや、「捻くれている歌詞も魅力。これぞ日本語ロックといった感じ」(20代/女性/岡山)、「誰にも媚びない感じがいい」(10代/女性/徳島)といった、独自路線を高く評価する声の高さも目立った。加えて、そうした声の発信元がメンバーと同世代の20代女性中心という点に注目したい。まさに「スマホ世代」なのである




 もちろん、男性の支持層も強く、「女性アーティストでは珍しいほどロック」(20代/男性/東京)、「格好良さが気になる上に、今後ますます伸びていくと思う」(30代/男性/茨城)、「癖になる」(40代/男性/滋賀)など、年齢を問わずyonigeにハマっている例も見られる。特に最後のコメントにある「癖」になるアーティストであることは特筆すべきだろう。インディーズ時代を通して培ってきた自分たちのサウンド、スタンスがしっかりと根付いているからこその支持と考えられ、CMを起点とした一過性の注目で終わるとは考えられないポテンシャルを予感させる。




調査対象:全国10〜50代男女
サンプル数:1500サンプル
調査期間:2018年2月19日〜2月21日
調査手法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ

※エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』掲載の「2017年下半期新人パーフェクトリスト」
(2017年9/25号)から対象バンド24組をピックアップして調査を実施

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